不況を実感させられた。
企業は家族ではない。企業は資本家が投資したお金から利益を得るためのものである。
どんな企業も理念を歌うが、それがいつの時も正しく機能するとは限らない。
不況は物事をシビアにする。そぐわない理想は容赦なく無視される。
ただ人の心はその容赦ないシビアさと速度に追いつかない。
掲げられた理念に対して愛着を持つのはかまわないが、理念とは過去の人によって作成された考えという非生命体。それへの愛着は片思いにしかならない。
企業には理念は必要だ。
だけど働く社員は同調しても赤子のように無垢に信じてはいけない。
そういうことなんだと思う。