Jerry YangとYahoo

なかなか決着がつかず、いよいよもって会社同士じゃなく
機関投資家のマネーの論理が暴威を振るいだしてきた。

Jerry Yangはもう典型的なシリコンバレーな企業家でMSが大嫌いだそう。1株33ドルが適切かどうかはわからないけど、買収が成功したらMSはバカな投資をしたことになるだろう。

まず間違いなくカルチャーが違いすぎるため、多くの社員がさよならするだろう。特にJerryとDavid Filoは契約が終了すればさよならだろう。これは致命的過ぎる。
創業者という精神的主柱を失ったYahooはMSのマネージメントチームによるパッケージモデルに基づくビジネスモデルでの成功に依存した企業による、パッケージモデルと同様の承認プロセスにより、プロダクトのライフサイクルが著しく停滞し、空洞化して魅力を失ったサービスが後に残るだろう。


ただ、そもそもよくわからないのは、なぜGoogleには起こりえない買収騒ぎになったのか。


アメリカ市場だと検索で60%のシェアという圧倒的No1のGoogleにMSが対抗するために狙われた。
Yahooには狙われる要素があったということだ。

http://finance.yahoo.com/q/mh?s=YHOO

株式保有率1位、2位が機関投資家でやっと3位にDavid Filoが入り、そもそも会社が投資家による資本で運営されている。
これがこのバカなお話の原因。

なぜ持ち株比率が低いのかは調べてないからわからないけど、これがGoogleのように、市場に出している株に対してその議決権を無効化し、結果として創業者による会社の統治が完全保証されるような体制を企業として作っていなかったJerryや彼が選んだBoard Memberが悪い。
そんなことしなくても創業者二人の持ち株比率が50%以上あれば問題ない。


今Yahooはそんな問題に手をつけなかった報いを受けているだけに見える。