はてなの

そういえばちょっと前京都であったイベントではてなの伊藤さんが講演しているのを聞いた。かなりこなれていてうまかった。

自身の言葉を著名人で保管するというそのプレゼンはまさにうめだもちおイズム。
出てくる言葉は彼の本からの抜粋なので、決まったプレゼンパターンなのかも。


2ついいこと言っていた。

まずは京都について。
京都は1000年続く街。古くから使い続けられているものが多く、そういうものこそ普遍的で優れたものである。はてなはそんなサービスを京都で作りあげ、人々の生活をよりよいものにしたい。
京都はそれをするのに非常に適した街である。なので京都を日本のシリコンバレーのように盛り上げたい。
だって。


もう1つは今後のサービス開発について
今後はてなは「科学」に注力するとのこと。

これは特に深く触れてなかったので勝手に解釈すると、結局今ウェブにあふれているサービスはアイデア勝負の1発屋か既存のビジネスをウェブに乗っけたものになってて、技術的にはどこも似たり寄ったり。
これではユーザが普遍的に使い続けるものにはならない。そこには他社が追従できない新しい価値を提供する技術=科学を利用するのがあるべき筋なのでは、という話なのかなと。


どっちもいいね。特に1つ目。2つ目の話は特に新しい考え方じゃないけど、1つ目の話はなるほどなーと。確かに京都って適度に東京から離れてるし、時間の流れがおだやかで落ち着いて引きこもってものを作るのはすごくいい場所。大学も多く、学生も大量にいるし、日本で一番シリコンバレーに近いかも。


彼のプレゼンがあの日の一番であったことは間違いない。
パッションが違ったね。パッションが。