ちがうんだよ!

http://www.cyzo.com/2009/03/post_1766.html

ゴールデンに昇格することで視聴率が下がり、番組打ち切りというのは最近たまに聞く話だ。

よく番組の内容が下ネタ省いた大衆化した結果という読みを聞くたびに思う。

いやいやそれは原因ではなく結果でしょうと。
なぜなら録画は視聴率にカウントされないからだ。
http://www.videor.co.jp/rating/wh/01.htm


そもそも深夜枠でやってた番組の視聴者はその時間だから"生で"見れる深夜生活層であり、その中でどれくらいの比率が9時ー10時枠に生で見れるのか。そこでの視聴者ロスが大きいとすると視聴者は新たに獲得する方向で考えるしかなく、"結果として"番組を陳腐化してもその時間に見れるそうの視聴者にあった番組にせざるを得ない。
それはもちろんビデオリサーチという電通子会社のもろ談合村社会会社による既得権益保護の悪影響にほかない。

でもね。きっと深夜枠でファンだった人は今も見てるんだよ。
録画で。

確かに録画はCMを飛ばすやつばかりなので視聴率にカウントしない方がいいかもしれない。視聴率はCM効果をはかるためにあるものだから。

深夜で視聴率の高い番組をゴールデンに持っていくパターンって結局ゴールデンの方が深夜枠よりもCM単価が高いので、人気番組はゴールデンにまわしたいっていうテレビ局の考えの結果。

でもやっぱりこんなことしても番組自体も陳腐化して面白くなくなる上に視聴率もかせげずCMの出稿も減ってしまうのであればほんと終わってる。

まあテレビはCMによるビジネスモデルでは、面白い番組を作るには厳しい時代になってきたということだろう。
ゴールデンタイムはコストが安いクイズ番組に染めてしまい、CMでかせぐ。面白い番組は深夜かテレビ以外で作成し、DVD販売、レンタルやPay-Perモデルの視聴など、番組自体のコンテンツ価値を売ることで稼ぐというのが正しいやり方なのだと思う。

今のままの流れが続くと結局そのやり方もできなくなるということだ。

とりあえずやりすぎがこれで打ち切りになったら残念だ。