ふーん。

先日呑みで聞いたへー話。


彼は日本の大手企業8年目SEさん。
元々親の仕事柄、生まれはアメリカ、育ちはドイツ。
もちろん英語もドイツ語も日本語もしゃべれるらしい。
大学でようやく日本に帰ってきたというバックグラウンド。

新卒として企業に入社後4年目くらいから4年間フィンランドにある
子会社に出向し、向こうで開発指揮とサポートをしていたとのこと。
その後、上司の命令で日本に帰国し、今の仕事で小生と遭遇。



うーむ。まさに外資系的理想的人材。
なぜこんな大変そうな日本企業に?
うーむ。もったいない気がする。



なんで日本企業でこんな(つらそうな)仕事してるんすか?

という小生の質問に対して、彼曰く、

ずっと海外にいたせいで日本人としての自分のアイデンティティ
確立できなくて悩んだ時期があり、これで外資系で
仕事したらもっと自分が何なのかがわからなくなると思ったから、
純日本的企業に入ったとのこと。


へー、そういうものかー、と思った。

日本にいなかったからこそ思う気持ちだと思う。

じゃあ日本にいたから日本人としてのアイデンティティ
自分の中で確立できてるかっていうとそんなこともない気がする。

どっちも知ってて、でもってそれで悩んで考えることを続けていって
確立していくものなんだろう。


まあそんなこと考えなくても生きていけそうな気がするが、
小生はそういう考え方好きだなー。



そんな彼はビールとジャガイモをガン食いガン飲みし、
ドイツ育ちを表現しまくっていた。