人の振り見て勝手に考える
人間の価値観、思考パターン、行動は過去にどういう経験をしてきたかによって決まる。
米が主食の日本人が海外に行っても日本米を恋しがるように。
いい場合もあるが、悪い場合もある。
監査や確認を主として行っていた人は、知らない間に自分が提案者ではなく、批評家になっている。
批判にあわずに批判ばかりしてきた人は、逆の立場になった場合、自分の非を認めず、意固地になって虚勢を張っている。
直面する物事から逃げている人は、やはり次もまた自分が追い詰められると逃げてしまう。
人に決定してもらうことになれて指示されるのを待つ仕事ばかりしている人は、自分で物事を決めることをしなくなっている。
残念ながらこれは仕方がないことであり、今までしてきた経験がそのまま体にルールとなって染み付き、意識しない間に出ているだけのこと。
よく過去で何したかではなく、何ができるかで評価すべき的な意見を見るが、過去に何もしてないのに、何かできると考えるほうがおかしいと思う。
そういう意味から人のバックグラウンドについてきちんとした理解をしておくことは今現在その人が採る行動の理由を推し量るために重要であると思う。
じゃあ悪しきルールを自分の中に作らないためにはどうするか。
それには本を読んで思想したり、人と語り合ったりするのもいいと思うが、結局はよい経験を積み重ねるに尽きる。
まずは自分を客観視すること。自分を試練に突っ込み、1つ1つ乗り越えていくこと。そして結果に対して素直でいること。
こういうことなんだと思うな。