男道
本屋で立ち読みで読み切ったんだけどちょっとうるっときてしまった。
やはり巨人に対する恨みは大きいようだ。しょっぱなから巨人に心をずたぼろにされたという記述がある。純真無垢な少年が初恋をした相手に勝手に幻想を抱き、見事に当てがはずれて痛い目を見た。ただそれだけのこと。いい歳したおっさんが勝手に勘違いして思い通りにならなくていらだっていたというように見える。男道というか我がまま道だ。ただその純粋さをずっと今まで持ち続けていられたのは彼の野球の才能と努力がなせたことであり、すばらしいことだと思う。
仰木、王、桑田との間であった出来事とその時の自身の思いは切なくていい。
怪我との戦いは壮絶。結局復活できなかったが膝の爆弾を治そうとして未知の手術に挑み、やはり完全復活できなかったくだりも切ない。
現役後半くらいから誰が見てもマッチョすぎてどうなのという身体をしていたがそれも自覚していたとのこと。てっきりケビン山崎にそそのかされたのかと思っていた。
- 作者: 清原和博
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