ヤバいぜっ!デジタル日本—ハイブリッド・スタイルのススメ
知り合い曰く、沢尻エリカばかりがフィーチャ−されるがいやいや高城さんの方がビッグネームでしょと熱く言っていたのを思い出し、恒例ブックオフで購入。
別に、と言いたいところだけどそこそこ面白かった。
いろんなものを見て聞いて試して感じていると言う彼はその経験から自分の中での真理的なものを捕まえていて、それは個人的には結構的を得ていると思った。本自体、2006年のものだけどその意見は今でも適用できる。
著作権問題に関して述べている前半部分の考察はすばらしい。コンテンツのコピーを制限しまくっている部分に対して、日本人や人類は過去のコピーからよりよいものを作ることで今日の社会を気づいてきた論をぶち上げているが、そこにかかれているユーザ、クリエイターを置き去りにして既得権益者のみで盛り上がっている点については同感だ。
後、「スタイル」というのが彼の大事なキーワードだった。今後日本が世界に対して売っていくべきものもこれだとのこと。
iPodなどのプロダクトが広まったのも新しく便利なライフスタイルをユーザに提案し、受け入れられたからだと言う。
まさに。その通りだと同意。
よくわからないのは彼自身。なぜこんな生活ができるんだろう。彼自身の考えは至極まっとうだが彼が何かを作り上げた訳じゃないのに。彼のライフスタイルを実現するためのキャッシュフローに一番興味がある。
ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ (集英社新書)
- 作者: 高城剛
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 新書
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