嫁の弟の友達が某社に入社した

嫁の弟の友達という完全に他人な人のご自宅でBBQパーティがあり、嫁のご両親、弟含めておよばれする。理由はその友達君が我が前職に新卒入社したばかりということで不肖6年しかもたなかった小生から話を聞きたいのだという。

行ってみて気づいたがまあその友達君のご両親がいろいろと不安で話を聞きたかったというところみたいだったが、すごく愉快な会だった。

友達君のお父さんは本屋さんを経営されている上に40歳近くから剣道を初めて4段という親父さん。話たがりな感じだが話が非常に哲学チック。KYという言葉で盛り上がっていたら、「空気なんか読むな、空気を作る人間になれ」とドリームインキュベーター堀さんと同じ発言が飛び出し、さすが大人と思わせられた。
帰りにおすすめの推理小説15冊ほどいただき、至れり尽くせりだった。逆にこちらとしては完全に参考にならない情報しか提供できず、申し訳なかったが。

それにしてもかわいそうなお友達君だった。入る前にいきなり1万給料カットの上、リストラが自分達にもちらついているという環境に送り込まれるなんて。俺の入社直後もリストラがあったけど自分に降り掛かるなんてまったく考えなかったし。人の心配をするようなものじゃないけど、ちゃんとした教育は提供されるのだろうか心配だ。今のところ昔と変わらずUnix研修を受けているようだが。

最近妙に響くドラッガー先生の言葉を思い出した。

「もし、まだそのビジネスをしていないのなら、いま、そのビジネスに参入するだろうか?」

今俺が新卒なら選ばないな。この業界。そんな知恵や知識、当時はまったくなかったが。それにじゃあどこ選ぶのというと今は選択が難しすぎるし。

いずれにせよ何かの縁。名刺たよりに何か連絡があれば、何がしか助けになれればと思う。