フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

ロングテールというバズ用語を生み出したWired Magazineの編集者が書いたはやり本。
はやりものということで一応一月ほど前に読んでおいた。

残留しているかすかな記憶をたどるに、書いてある内容はエンドユーザに対して無料で提供されているサービスを実現する上のでマネタイゼーションの仕組みや関わる人々の思考を、ふんだんな事例を交えて過去の歴史や人間学と組み合わせて書かれている。

内容は思っていたほどひどくなく、そこそこ面白かった。さっくり読めるので暇つぶしとして読んだらいいんじゃないかと。

結果としてすでに当たり前にある話を上記歴史や人間学とひもづけることで、ある種の格付けをし、「フリー」というバズワードを産み出し、流行らせたその文章力、発信力、それに言葉をつむぎだした抽象化力はすごいなと思う。

ただ所詮はバズワード。もうすでに聞こえなくなってきている。だって当たり前なんだもの。


フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

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