凡人として生きるということ

どこに行ってもだいたい目立つところにおいてあったので立ち読み。若さには価値がないしょっぱなの主張がおもしろかったので購入。いやいいこと言う。

指摘が鋭い。他人の考えを排除し、自分の中で研ぎ澄ました純度の高い思考の結果を落とし込んだ感じ。こんなに深く考えて映画作ってるんだ。全然読み取れてないです。

社会とリンクすることに本質的な喜びを見出す人間にとって、仕事がその方法であるという考えに強く同意。

タイトルで言うところの凡人はどうすべきかについては、何かのオタク(好きすぎを貫く)になれというところに帰着する。それが天才(基本的に存在しない人。無から有を生める常人が理解できない人間)に勝つ方法だという。確かにそれができたら凡人じゃない。好きすぎる何かが見つからない場合、まずは何かを好きになることからはじめないと。


それにしても自分はまだまだオヤジにはなってないな。まだ本質を見定めること、それを言葉としてあらわすことが十分でない。

精進だなー。

この人の作品1つも見たことないので今度見てみよう。

凡人として生きるということ (幻冬舎新書)

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